社長の想い

社長の想い(6回目)

社長の想い(6回目)

社長の想いの前に今期の当社の状況を述べたいと思います。
昨年4月にトーホーで初めて新卒(3名)の入社式を行い、メンテナンス技術者として東京支店2名・東北支店1名で頑張っています。新卒を育てる社員も大変で、メンテナンスマニュアルの標準化を担当が打合せして完成する所です。
4月1日に本社で2回目の入社式(山形の工業高校の新卒2名と中途採用の営業1名)を行いました。4月が決算期で、お陰様で前期より売上・利益を共に伸ばす事が出来ました。当社は前期の売上高を越える要因は、黒字に成っている地下水活用事業と、省電力部が順調に伸びてくれました。地下水活用事業は効率化(特に新しい遠隔監視システムの導入・購買システム等)を上げて更に順調にした事と省電力部の黒字を加えて利益は伸ばしています。来期も順調に伸びる予定ですので、来年の新卒の入社式も続ける事が出来ると思っております。私が中途採用した社員も段々定年に成る時期に成り、若手への交代時期に成ってきましたので、技術者は新卒を採用し始めています。4年前に再開した省電力部は来期より省電力事業部にします。当社の事業は地下水活用事業部の一輪車から二輪車に成って、来期より更に安定した会社に成ると思います。来期からの二事業部のコマーシャルを地元の山形放送(YBC・毎週月曜日の7時40分頃)に載せます。
全社員の努力でトーホーが伸びているので、社員と6月に海外旅行(台湾)を行います。お客様・お付き合いの会社様・社員に感謝致します。

地下水活用システム事業の平成20年以降を述べます。
前回(社長の想い5回目)は平成20年4月決算で地下水活用事業が黒字になったと報告しました。4月決算の最後の装置の導入は4月の北海道の病院(社員が厳しい寒さの中井戸を掘削してくれて、今期中に完成してくれました。私が現場を見た時の札幌の気温は―7度でした。)で81件目でした。メンテナンス件数が80件を越えたらこの事業が黒字に成って来て、成功が出来ると自覚しました。それまでは何とか受注する事が一番の仕事でいたが、今度はメンテナンスの効率を上げるためにメンテナンス技術員の育成が必要に成ってきました。資格を持っている方を中途採用しましたが、途中で辞める方もいました。勿論今迄当社で頑張っている社員には感謝しています。当時の地下水活用事業は未だ確り認められない所が有り、入社した優秀な技術者が辞めて他社に移籍する時、私は苦しい想いとトーホーを良い会社にして、去って行った方が、辞めなければ良かったのにと、思えるような会社にしたいと考えていました。当時の当社は技術力が足りないので、技術者の中途採用だけでなく、自社の技術アップの育成法を考えておりました。
平成16年6月に大阪支店を開設しましたが、平成19年に(株)サニコンの池田氏(コーナン商事(株)の在籍の時、当社の省電力を導入した方)にお会いしました。中部以降の水質検査の会社を紹介して貰い、グループ創業者長井会長にご挨拶をさせて頂きました。何度かお会いしてから長井会長は(株)サニコン(浄化槽保守から伸びてきた会社)を創業する前に銀行員とお聞きしました。当社は水関係の前に省電力を行っており、技術者が足りないので、長井会長様はどの様な事を行ったのかをお聞きしました。長井会長様は技術者を採用しても又転職する方もいるので、自社で資格の必要な社員にトライさせて、本当に必要な資格に合格した社員の褒章へ海外旅行の報奨を行ったと言われました。トーホーも自社で技術者の育成のために資格取得制度は如何ですかと言われ、翌年当社の資格取得制度を作って、平成22年5月に1号の合格・表彰者が出ました。その後毎年合格・表彰者が切れ目なく続いており、現在の当社の資格者18名・有資格36件を持って来ております。技術員は全有資格を持つ様に努力して、お客様に信頼をしていただき、長くお付き合いする事が中小企業であるトーホーが発展につながると信じています。

今回は当社の技術育成の「資格取得制度」のスタートを説明しましたが、次は7月に当社の決算概要(第40期)と地下水活用事業を中断して、省電力事業の考え方を述べたいと思います。

                                                     2015.4.30 横澤 裕一

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