社長の想い

社長の想い(5回目)

社長の想い(5回目)

新年明けましておめでとうございます。
社長の想いをスタート(1回目は平成26年1月6日)してから1年経ちました。一年前の社員は33名でしたが、現在の社員は43名(省電力8名を含んで)に成っております。今年4月に山形の工業高校の新卒2名が東北支店に入社して45名に成ります。お蔭さまで弊社の地下水活用事業と省電力事業は順調に伸びています。
今年の年頭の言葉は「チャレンジ精神」です。
地下水活用事業部が黒字に成って来て、弊社は確りした会社に成ってきましたが、会社が安定して行くと成長が止まると衰退が始まります。地下水活用事業部の業務効率をアップして更に収益を上げられる事業に成って貰い、他の新しい事業(省電力事業等)を支える事が必要です。会社を伸ばすためには、「営業企画が出来る社員を入れる必要」と全社員にお話しました。今年の新しい体制・業務効率のアップ・新しい企画に対応するためには、「チャレンジ精神」を全社員が持って貰いたいと考えています。

地下水活用システム事業から撤退するか悩んでいる時、五十嵐会長のアドバイスでこの事業を進め、私は更にこの事業を強化する事にしました。現在、順調に伸びているメンテナンス・レンタル業を大切に育ててきました。当初省電力の流れでメンテナンスの遠隔監視システムを自社で構築しました。私はこの遠隔監視システムが有れば、メンテナンスは他社でも出来ると思い、下請け会社にメンテナンス業を任せました。自社のメンテナンス技術が未だ確りしていないために下請け会社との協調が無くなり、お客様にもご迷惑をお掛けした時期が有りました。メンテナンスの実務を行う事が技術力を上げる事につながると改めて認識したので、平成16年からメンテナンスは基本的に自社が行う事に決めました。(北海道のメンテナンスは子会社の株式会社テー・イー・エスが行っています。)自社でメンテナンスを行うためにはメンテナンス技術員の人数が増える事を予想していましたので、損益分岐点の件数は60件と考えていました。当時のメンテナンス件数は40件に成っており、2年後には黒字に出来ると考えていました。平成18年にメンテナンス件数は60件を越えましたが、メンテナンス・レンタル事業は未だ赤字でした。営業(私も)は受注を増やしたいために、井水の水処理の難しい所にも受注して装置を稼働しました。そのために水処理のメンテナンス技術はアップしましたが、水処理の難しい案件は毎年赤字を出していました。メンテナンス件数の60件が収支ゼロと考えていましたが、水処理が難しい案件の装置の改良・薬品の増加・人件費の増加で販管費が膨らんで赤字に成りました。メンテナンス・レンタル業が漸く赤字に成らなくなったのは実績80件を越えたところでした。当時弊社は地下水活用事業部と産機事業部(五十嵐会長が作られたミルブレーカー(石を砕く機械))の2事業部でした。それまで地下水活用事業部の赤字を産機事業部が支えてくれていましたが、地下水活用システムの将来性にかけて弊社は地下水活用システム事業一本にする事にしました。産機事業部を株式会社トーホーテクノへ平成19年2月に譲渡しました。(株式会社トーホーテクノ(関連会社)は順調に今期まで黒字に成っています。)
平成19年4月決算は売上高16.3億円でした。翌年の平成20年4の月決算は産機事業部が無くなったので売上高は大きく減り、9.8億円になりましたが、地下水活用事業部だけの営業利益で黒字になりました。その後の7年間の決算は全て黒字に成っています。

次回は4月に弊社の事業が地下水活用システム事業だけに成った平成20年以降を述べたいと思います。

                                                     2015.1.29 横澤 裕一

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