社長の想い

社長の想い(2回目)

社長の想い(2回目)

4月に今のメインの地下水活用システムを書きたいと言いましたが、4月1日に初めての新卒社員(3名)の入社式を行うので先に述べたいと思います。
受注残とメンテナンスの件数が増えてきたので、トーホーも中途採用だけでなく新卒社員を採用したいと考えました。初めてのトライなので、ハローワークに相談して、まず都内工業高校の先生と打合せを致しました。その年の9月に地下水活用システムに興味を持ってくれた都立工業高校生の2名が来てくれました。当初1名と考えていましたが、採用試験は2名共が合格しているので2名共採用しました。その間に中途採用も行い、今期の売上高が順調なので、開発部から技術員を欲しいと言われ、知っている教授から大学院生を推薦されて1名を採用しました。入社後、3名共に東京支店の技術員に勤務して貰います。
4月1日に大学院卒1名と高卒2名の入社式を本社で行い、会社のポリシーを踏まえて会長と私が新社員へ挨拶を述べました。

1、会長挨拶
①地下水活用事業と昨年より省電力事業の二本柱で順調に伸びています。
②顧客様にWIN・WIN(互いのメリット)の関係を守っています。
③資格取得制度を行っており、貴方達も資格を取ってレベルを上げて下さい。
(私からのコメント:今期推定売上高は前期売上高を130%越えています。地下水活用システムの今迄納入したお客様の90%以上のメンテナンスを行っております。まさにWIN・WINの考え方と思っております。弊社の様な中小企業は社員の技術力を上げないと生き残れません。5年前から資格取得制度を行っており、毎年3~5名が合格しております。(現在技術資格者は20名(資格40)です。)

2、社長挨拶
三人の方は今迄学校で学んでいたと思いますが、今日よりトーホーに入社して、社会へ飛び出します。三人共に初めて山形本社に来て、希望を持っていると思います。私から技術者の三人の方へ三つのお願いをします。
①仕事を観察する事
②分析する事
③社内とお客様から信頼される事
この三つを守ってくれれば、トーホーに長く勤めて頂けると思います。
新入社員の入社は本当におめでとうございます。

3、新社員挨拶
3名が確りした元気な挨拶を行いました。(山形本社の研修は4月25日に終了)


社長の想い(2回目)を続けたいと思います。
平成10年の状況は今後も電気料金が下がっており、今の省電力システム以外の新しい仕事を探しておりました。その時、省電力を行っていた会社の内に1社だけが地下水活用システムの事業を行っており、その会社からトーホーの大切なお客様を紹介する様に言われました。当時のお客様の担当者からトーホーの親会社(東北砕石(株))は砕石・土木業を遣っているので、そのお客様の店舗の地下水活用システムをトーホーが自前で製作する様に言われました。トーホーは電気技術者が居ましたが、井戸掘削・水質検査・UF膜装置・管工事等は全く初心者でスタートしました。トーホーが自前で製作する事を進めた担当の方は水質検査等を知っており、膜装置に関しても大分指導して頂き、1号店は平成11年8月に納入しました。その当時の社員もかなり苦労をしましたが、その後お客様への15店舗(平成13年10月)まで導入して成功させておりました。(10年後にはWIN・WINの考え方で15店舗を全てリニューアル出来ました。)
地下水活用事業を開始して、メンテナンス件数が少ないうちは赤字になっており、地下水活用事業をトーホーのメインに決めかねておりました。更に電気料金が下がってきて、省電力事業が一段と厳しい状況になっていました。その間に大切なお客様から「電気の代わりに民間の水道業をやれ」と言われ、地下水活用事業を行う事に決断しました。トーホーのUF膜装置の導入は平成13年までは、お世話になったお客様にしか行っておりませんでした。大切なお客様の施設管理部長様へ「平成14年7月に他社の受注出来た事と、感謝・今後のお願い」のお手紙をお出ししました。お手紙の抜粋「地下水活用システムは御社様との共同開発と考えておりましたので、他社には営業しておりませんでしたが、・・・御社様以外にも営業をかけて良いと言われ、平成14年に4件(JR・フィットネス等)を受注しました。弊社の地下水活用システムの3年間はただ御社様とのお付き合いで有り、今後も御社様に満足頂ける様に努めます。」
次の7月に平成14年から本格的に営業を始めた事を書きたいと思います。
                                                      2014.4.8 横澤 裕一

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