

医療法人社団慶生会 目黒医院
東日本大震災時、当院は幸い大きな被害を受けなかったが、透析施設におけるライフライン確保の重要性を再認識した。
当時、水道の復旧に一番時間を要した地域も多かったことから、医院を新築移転する際、自家発電と合わせて地下水を導入することとした。
導入前は水質や毎日の検査、機器トラブルに対する漠然とした不安があったが、現在は何の不安も無く、特に水質に関しては、多項目の検査により上水以上にしっかり担保されており、職員の意識向上にも繋がった。
また、以前は冬場に貯水槽・配管内凍結が起こることもあったが、地下水温度は変動が少なく、心配がほぼ無くなった。
災害時対応策が主目的だったため、導入前と同等のコストであれば許容範囲と考えていたが、導入コストを含めても大幅なコスト削減となっており、給湯面も加味すればメリットはとても大きいと感じている。
建物新築移転の打合せ段階から積極的にご参加いただき、スムーズにシステムを導入できた。
また運用初期には、各機器の詳細についてわかりやすい説明があり、緊急時の連絡体制も整備していただいた。
月次点検時にも、こちらの要望にしっかり対応いただいており、安心して機器管理をお任せしている。