社長の想い

社長の想い(3回目)

社長の想い(3回目)

前回7月に平成14年から本格的な地下水活用システムの営業活動について述べたいと言いましたが、株主総会(7月18日)の第39期(平成25年5月1日から平成26年4月30日)の事業報告の抜粋を書かせて貰います。(事業報告は社長の想いと同じ考え方を述べております。)

「経済環境・事業成果」
わが国の経済は、安倍首相の在任期間が1年半を迎えて、国内企業の業績の改善がみられており、緩やかな回復基調になっております。しかしながら円安の影響と、イラク情勢の悪化に伴い原油価格の高騰で国内景気の先行きにも予断を許さない状況が続いて行くものと思います。
第39期の売上1,498,424千円(前期比139.5%)・純利益17,896千円(前期比168%)となり、第38期の売上・純利益の実績が年度計画を大きく越えて、社員10名(内新卒3名)を増員しました。地下水活用システムの継続したトラブルは解決済みとなりました。本年度は特別損失20,000千円を計上し、法人税を支払って純利益17,896千円に成り、売上・純利益の目標は達成出来ました。
第38期の売上目標は達成出来ませんでしたが、第39期は営業の努力と南海トラフの影響により予想されるライフラインの確保対応するための需要が大きく増えて、工事納入は22件を計上しました。今期中に新しい遠隔監視システムと自社の会計試算表(購買含)を完成して、効率と更なる利益を進めてまいります。レンタル物件のリース期間の満了が始まり、更に利益の拡大することを期待しております。今期より3つのプロジェクト(装置の標準化・制御ソフトの内製化・メンテナンスのマニュアル化)を始め、従来の資格取得制度と絡めて技術力と開発力を強化してまいります。
第39期の下期より新しい省電力事業を立ち上げました。1回目の社長の想いに書いた様に電気料金の値下げと、弊社は開発力を伴った創造性を失い、会社の成長が止まり、省電力の商売の継続を諦めました。今全ての原子力発電所の稼働を停止しており、電気料金が高く(2010~2013年度の上昇:企業向け28.4%・家内向け19.4%)成っており、弊社にとって必要な事業と思い省電力を再開しました。省電力事業はLED(弊社のブランドを持つファブレスメーカーに成ります。)と節電事業(動力の要冷低圧制御・散水装置等)を推進します。

「今後の課題」
1、地下水活用システム部門
第40期は受注残を11件持っており、既に完成1件と現在は3件の工事を行っています。営業は更なる受注を継続しており、売上・営業利益共に達成可能と思っています。トーホーは少数精鋭で技術力を強化するために、装置の設計の標準化・制御ソフトの内製化・メンテナンスマニュアルの標準化を進めてまいります。メンテナンス・レンタル業の効率を上げて利益の拡大を更に進めて行きます。

2、省電力システム部門
流通スーパーの店舗の於ける照明のLED交換工事の受注の内示を貰い、受注件数を伸ばしております。LED事業は数年間の補助金が継続される見通しなので、今後しばらくは仕事の継続が見込めます。同時に節電事業の流通用要冷低圧制御・散水装置等は既にお客様から受注して工事を行っており、今期はこれらの実績を増やす様に心掛けております。将来新しい事業として大きく伸びると思っております。
 第40期は、チャレンジ精神を持って、売上高1,714,201千円(営業利益79,901千円)に挑戦し、この予算計画の達成を目指していく所存です。

 
次回は10月に平成14年からの営業活動を述べたいと思います。

                                                      2014.7.26 横澤 裕一

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