社長の想い

社長の想い(19回目)

社長の想い(19回目)

社長の想いは19回目になりました。
 山形は12月に入って寒くなって来ましたが、市内には例年より積雪が少ないです。さすがに蔵王には雪が積もってスキーヤーが来ているようです。
上期(5月~10月)は黒字化に成っていますが、売上高・営業利益目標は残念ながら未達に終わりました。各事業部は下期に入り頑張っており、通期に期待しております。地下水活用事業部は新しい取組みとして排水処理・無散水融雪の受注をしております。省電力事業部は初めて納入したLPG発電機等もあり、新しい受注獲得に努力しております。毎年行っている今年の社員旅行(韓国・10月)は2班に分かれて行きましたが、私は体調の事を考えて不参加となりましたが、若い社員が海外を経験する事は良い事とだと思っています。

トーホーの沿革(平成25年5月から平成26年4月まで)
 前回の「社長の想い(18回目)」は第38期まで述べました。剰余金累計の赤字を解消の目途(第39期の剰余金累計は僅かですが黒字になりました。)がつき、その際幾つかのお客様から省電力事業を再開する様にご提案を頂きました。トーホーは五十嵐会長が機械販売からスタートし、私が入社して新規事業の省電力事業を行い、トーホールミコン(電子安定器具:使用して頂きましたが今年度製造停止)をベースに全国展開して参りました。平成16年頃より赤字経営となり、残念ながら省電力事業を諦めて地下水活用事業の一本柱で行い、漸く黒字化する事ができました。しかしながら当社の将来性を考えれば単一事業より二輪の方が確りした会社になると感じていました。その時、省電力を辞める他社の方からトーホーへその事業を採用しないかとお話を頂きました。以前流通の方からLED(その当時は国外製品)は電気料金のメリットと発熱が少なく寿命が長いとお聞きしましたが、当社には関係が無いと思っていました。運良く、照明関係の方がLEDを持って当社に来てくれた事により、平成25年に省電力事業の再開を決め、他社の営業員の中途採用を加えて5名増員しました。その新社員をベースにし、旧省電力の社員と協力して省電力事業部をトーホーの組織図に復活しました。復活した省電力事業部はこれまで数年掛けて全国の病院、老健施設、遊戯施設、商業施設などにLED省エネ工事を行うなど順調に進めています。さらに従来からの動力インバータ、冷凍機制御、散水システム、EMS等も加え総合的な省エネ事業になりつつあります。これからもの新しい分野にトライしていきます。
地下水活用事業部は第39期にメンテナンス員の1名を中途採用し、平成26年4月1日に新卒社員3名として初めて入社式を行い、4名増員しました。私は当社の記録のノートを毎年残しており、黒字化に転向したのを機に地下水活用事業部の状況を読み返し、営業だけでは無く全国の装置を視察して参りました。各地のメンテナンス員と一緒に回り直接に色々なお話を聞く事ができ、今後の地下水活用事業の発展ための良い勉強になりました。視察は半年掛かりましたが、最後の大阪視察は8月で大変暑かったと記憶しています。各支店・事務所が持っている装置の図面(現地の違いも有り)の確認と写真集を作って貰いました。トーホーは特に技術者の技術力を上げる為に9年前から資格制度を行っており、資格を取って技術力のレベルを上げる様に奨励しています。当時の技術資格者は20名(延40資格)、退社した方もいて、現在技術資格者は22名(延53資格)なり、時間は掛かりましたが今年管工事は一般業から特定業になりました。

第39期4月の決算時、トーホーの従業員は一気に9名増えて合計44名に成っています。毎年僅かですが従業員を増やしており、来年は新卒社員2名の入社式を予定しています。
次の社長の想いは5月に今期の状況とトーホーの沿革を述べたいと思います。
皆様良いお年をお迎えください。


                                                          2018.12.28 横澤 裕一

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